インタビュー

vol.03 梶原さん、菅井さん、樹直さん、坂本さん、栗原さん編

参加者(司:司会 梶:梶原 菅:菅井 樹:樹直 坂:坂本 栗:栗原)

司:もう随分昔の話ですが、どうしてKGRITに入社しようと思ったのですか?

梶:俺は学生の時にサーフィンをしていまして、「波乗りするならどこがいいだろう?」って考えて千葉の海から近いという理由でKGRITに決めました。

司:え~!波乗りしたくて入社したんですか?!

一同:笑

樹:俺は同期の菅井と同じ専門学校に通っていて、「就職どうするの?」って菅井に聞いたら「俺が決めたところ、なかなか良さそうだよ」って言ってて、「じゃあ俺もそこでいいか」と思って面接受けて入りました。

司会:え~!そんな簡単に決めていいんですか?!

菅:樹直は卒業直前に免許停止になって、上司から「免許がないなら来なくていい」と言われて、内定取り消しになりそうになったんだよ~ 。

一同:爆笑

坂:俺が面接を受けてびっくりしたのは面接官に「明日から働きに来い。どうせ暇だろう」と言われて次の日から出社させられたことだな。

栗:俺も会長から「明日から来い」って言われましたよ!

菅:栗原さんは履歴書の写真がTシャツでサングラスを頭に乗せていたって会長が言ってましたよ。

栗:そうだったかな~。(苦笑い)俺は給料も良くて、当時は女の子がたくさんいたんで決めました。

梶:俺は海が近くて入社したのに、結局、海のない浅草事務所に配属になったんだよね。

一同:大爆笑

司:みなさん、入社の理由が不純ですね…今はありませんが、創業の地、浅草事務所はどんな感じだったんですか?

梶:今よりも、かなりのんびりしていて、朝、会社に行くと上司がダーツをしてて「負けた人がコーヒーをおごることにしよう!」なんてゲームをしてたりしてましたね。

栗:僕らの上司はアウトローっていうのかな。ちょっとやんちゃな人が多かったんだよね。会社に来るなり、事務所の前の喫茶店に入り浸ってたりとか。夜になるとすぐに麻雀しに行く人がいたりとかさ。

一同:笑

樹:あの頃はまだクロスや絨毯くらいしか工事項目がなかったよね。それから考えると今の若い子は覚えなくちゃならないことが沢山あって大変だよね。

司:さすが歓楽地浅草という感じですね。では次に、今までに「これは苦労した現場だったな」というものはありますか?

坂:空港の中の飲食店を作っている時に、水漏れが起きてしまって、下の階に大変な迷惑をかけちゃったのが申し訳なかったな。あとは、大型の商業施設で店舗解体をしたら、ダクトを伝って、ホコリが周りの洋服屋さんに飛び散っちゃって、汚れた衣類を全部買い取ったんだよ。

栗:若い時は一生懸命働いたけど、終わってみたら赤字になっちゃったりすることが、みんなよくあったんだけど、そのたびに会長が「いい勉強だった。次に活かせばいいじゃないか」と慰めてくれて、ありがたかったな~。

菅:しんどいことは、みんな忘れちゃうんだよな~

司会:ここから皆さんの大変だった現場の話が30分続くのですが、書面にすることがはばかられる内容ばかりなので割愛します(笑)

司会:皆さん、社内結婚の人が多いと聞いたんですがそうなんですか?

坂:俺は27歳の時、かわいい女の子が2人入社してきまして、当時は男ばっかりだったんで新鮮だったんですよ。それでそのうちの1人と会社にナイショで付き合い始めたんだけど、ある日、当時のお偉いさんが亡くなった丁度その日に2人で出かけてたら「なんであいつらだけ葬儀にいないんだ!?」って大騒ぎになっちゃって、それでバレちゃったんです。それが今の奥さんで、その後3人の男の子が生まれて、子供が小さいときは会社のマンションのグリーンパークに住んでいたんですよ。先日、次男の結婚式があって全員結婚しました。

栗:俺は社内結婚じゃないんだけど、家族で今もずーとグリーンパークに住んでいて、子供は男女の2人です。今年は娘と同い年の子も入社してきて、もう新入社員の親父みたいな感じになってきました。

梶:私も奥さんに色々と支えて頂きながら、グリーンパーク生活を満喫しています。

菅:僕の奥さんはこの会社で経理をしてまして、息子もできてって感じですね。息子も一人前になったし、これから老後に向けてお金も貯めなきゃいけないですね~。

樹:私は雑貨店を経営している奥さんと成田に住んでます。KGRITにもそのお店から仕入れてもらったりして、2人で仲良くやってます。

司:皆さん、会社と関係が深いところでプライベートも送ってるんですね では会社での楽しい思い出を聞かせてください。

坂:僕のいい思い出はね、とにかくすごく旅行が多いんですよ。毎年のように会社でも連れてってくれるし、プライベートでも社員同士でよく海外とかに行きましたね。

菅:若い時はみんなでよくスキーとかに行きましたね。

栗:今の若い子たちはスノボーにみんなで行くみたいよ。

梶:私は入社7年目に吉祥寺でホテルの改装工事をした時に、ウイークリーマンションとかを借りずに、改装してるホテルのリネン室を借りて泊ってたんだよ。毎晩吉祥寺の美味しい店に仲間と食べに行って、行きつけの店ができたり、銭湯に行ったりして そんな風に忙しい中にも遊ぶ時間を作ってワイワイする時間が楽しかったな。

司:では100周年を迎えるにあたって、今後のKGRITを支える後輩たちにメッセージをお願いします。

坂:女子率を上げてほしいな。同じ内装・建築業でも大手になると沢山女性が働いてるでしょう。ああいう会社にしていって欲しい。

樹:読書をして知識を深めてほしい。僕らがやってきた経験はいくらでも教えてあげたいけど、時代は変化していくから自分で考えて行動できる人になってほしい。

栗:俺は今年、若手が資格に合格したのがすごく嬉しかったんだよね。他のみんなも資格を取って、一人前になって欲しい。

菅:長く続く会社にして欲しいですね。僕らも先輩たちから引き継いで、続けている会社ですから。

梶:今まで仕事は大変できついことも多かった。でもいつも楽しい事も同じくらい多かったと思う。少しくらいの壁に当たっても嫌な面ばかりを見ないで、そこからどう楽しもうか、成長しようか、という事を見つけて欲しいと思います。仕事だけじゃなくて趣味とか遊びとかも思いっきりやって、充実した仕事人生を歩んで欲しいと思います。

司:本日はありがとうございました。